不動産のAI査定とは?メリットとデメリットを解説!

不動産のAI査定とは?メリットとデメリットを解説!

この記事のハイライト

  • 人工知能を使って不動産の価格を算出するシステムをAI査定という
  • AI査定は匿名で利用できるほか早くて数分で査定結果がわかるなどのメリットがある
  • 個別の情報は査定額に反映されないため実際の売却価格と大きく異なる可能性がある

不動産の査定について調べていると「AI査定」という単語を見聞きすることがあります。
匿名で査定を依頼できるとして注目を集めているAI査定ですが、デメリットもあるため注意が必要です。
そこで今回は、不動産売却におけるAI査定の仕組みやメリットとデメリットを解説します。
立川市周辺エリアで不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

不動産のAI査定とは?仕組みについて

不動産のAI査定とは?仕組みについて

はじめに、AI査定の仕組みや信頼性について解説します。

AI査定の仕組み

AI査定とは、人工知能を使って不動産の価格を算出するシステムです。
AI査定を利用する場合、まずサイトにアクセスして以下のような物件情報を入力します。

  1. 面積
  2. 構造
  3. 所在地
  4. 築年数
  5. 居住状態

入力された情報と類似する物件の取引事例や公示価格をもとに、AIが査定額を算出する仕組みです。
上記のデータは、不動産会社に査定を依頼する際にも提示します。
とくに所在地は不動産査定において重要な情報であり、所在地から公示地価や路線価を算出して相場を把握します。
なかには所在地の入力が不要な匿名査定もありますが、物件種別と面積だけで査定額を算出するため、精度の高さは期待できません。
少しでも正確性が上がるよう、物件の所在地は入力したうえで査定をおこなうことをおすすめします。

AI査定の信頼性は?

インターネット環境さえあれば気軽にAI査定を利用できますが、信頼性はどうなのでしょうか。
AI査定は、情報が蓄積されるほど査定の精度が上がるため、取引事例が多いマンションは相性が良いといえます。
とくに都心部は同じマンション内での取引事例が豊富なケースも多く、より精度の高い結果が期待できるでしょう。
一戸建ては個別性が高いため、AI査定では精度が落ちる傾向にあります。
たとえば、住宅がどの方角に向いているのかで評価額に差が出ますが、AI査定ではこのような点を価格に反映できません。
一戸建てをAI査定するのであれば、査定額はあくまでも参考程度に考えておくようにしましょう。

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不動産売却におけるAI査定のメリットとは

不動産売却におけるAI査定のメリットとは

続いて、AI査定のメリットを解説します。

匿名で査定を依頼できる

一般的な不動産査定では、所有者の氏名や電話番号といった個人情報を提示する必要があります。
査定を終えた不動産会社が、所有者に査定額を伝えるためです。
AI査定であればメールアドレスのみで査定ができるため、不動産会社と電話でやりとりする必要がありません。
なかには「売却するかは決まっていないけれど査定額が知りたい」という方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合、不動産会社とやりとりするのは気が引けると感じる方も多いかと思います。
AI査定であれば匿名で利用できるため、不動産会社とやりとりせずに査定額を知ることが可能です。

査定結果を算出するまでが早い

AI査定の場合、簡単なフォーマットに情報を入力するだけで、すぐに査定結果を知ることができます。
不動産会社がおこなうオンライン査定では、当日に結果を出せず翌日の連絡になるケースも少なくありません。
また、現地確認をしたうえで査定をおこなう訪問査定では、査定結果を算出するまでに数日から1週間ほどと、さらに時間がかかります。
AI査定であれば早くて数分で査定結果がわかるため、ちょっとした隙間時間に査定できる点がメリットです。

売却目的以外でも使える

AI査定は匿名で利用できるため、売却目的以外で査定額を知りたいときにも活用できます。
たとえば、将来の資産形成のために、AI査定を利用して日々変動するマンションの価格を把握しておくなどです。
また、相続時の遺産分割や離婚時の財産分与など「売却予定はないけれど査定額を知りたい」という場合に利用することもできます。
なお、AI査定には不動産査定だけでなく、投資シミュレーションや今後の不動産価値の変動予測ができるサービスもあります。
不動産投資に興味のある方や、日々変動する不動産の価値を把握しておきたい方は利用してみると良いでしょう。

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不動産売却におけるAI査定のデメリットとは

不動産売却におけるAI査定のデメリットとは

手軽に査定をおこないたいときに便利なAI査定ですが、メリットだけではなくデメリットも存在します。
ここからはAI査定のデメリットを3つ解説するので、どちらも理解したうえで利用するかどうか判断しましょう。

個別の事情は考慮されない

先述したように、AI査定では類似物件の取引事例や立地条件など、客観的なデータをもとに査定をおこないます。
そのため、物件の劣化状況やリフォーム歴といった価格を左右するような個別の事情は、査定に反映されません。
たとえば同じマンション内の物件であっても、リフォーム済みとそうでない物件では価格に大きな差が生まれます。
ペットを飼育していたため室内の汚れや傷が目立ち、築年数の割に劣化している物件などもあるでしょう。
AI査定では、このように実際に現地を確認することで得られる情報が査定額に反映されません。
そのため、AI査定の結果と実際の売却価格に、大きなギャップが生まれてしまう可能性があります。
とくに一戸建てはマンションのように似たような物件がないため、AI査定では精度が低くなる傾向にあります。
AI査定の結果はあくまでも参考程度にとどめておき、確実な査定額を知りたい場合は不動産会社にご相談ください。

売主の希望を査定額に反映できない

不動産会社がおこなう査定では、売主の要望に沿って売却価格を決めることができます。
たとえば、転勤や離婚により一刻も早く不動産を売却したいという方には、早期売却を目指して低めに査定するなどです。
一方で、期間に余裕があり高値で売却できそうな方には、チャレンジ価格として高めに査定することもあります。
また、訪問査定では直接担当者と顔を合わせるため、その際に売却方法を相談することも可能です。
AI査定は不動産会社とのやりとりがなく、売却価格やプランを相談したり売主の希望を伝えたりすることができません。
機械的に査定がおこなわれるため、ご自身にあった売却プランや査定額がわからない点がデメリットの1つです。

地方にある物件の査定は精度が低くなる傾向にある

先述したように、AI査定は情報が蓄積されるほど査定の精度が上がります。
都心部では似たようなマンションが多く、参考データが豊富なため、精度の高い結果が期待できるでしょう。
その一方で、地方は取引事例が少ない傾向にあり、都心部と比較すると精度が落ちてしまいます。
またAI査定では、レインズの成約データを参考にできない点も査定の精度が落ちる原因の1つです。
レインズとは、過去の取引事例や売り出し中の物件情報を閲覧できるシステムで、、不動産会社のみが利用できます。
レインズであれば実際に取引された価格を参考にできるため、確実な査定額を知りたい方は不動産会社による査定がおすすめです。
弊社では、お電話だけでなくホームページからも査定を承っておりますので、気軽にご相談ください。

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まとめ

不動産売却におけるAI査定の仕組みやメリットとデメリットを解説しました。
AI査定には匿名で利用できるほか、すぐに査定額が分かるなどのメリットがあります。
ただし不動産会社による査定に比べると精度が低いため、AI査定の結果はあくまでも参考程度にとどめておくようにしましょう。
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