不動産売却で高額査定をする意図とは?一括査定サイトの注意点も解説!

不動産売却で高額査定をする意図とは?一括査定サイトの注意点も解説!

この記事のハイライト

  • 不動産会社によって査定額に差が生じるのは比較対象の物件が異なるため
  • 不動産一括査定の結果が各社で大きく異なると適正価格が分からなくなる可能性がある
  • 不動産会社を選ぶ際は査定額の根拠が妥当であるかどうかも確認することが大切

不動産売却時には、売り出し価格を知るために不動産会社へ査定を依頼するのが一般的です。
その際に、高い査定額を提示した会社を選ぼうと考える方もいらっしゃいますが、査定額だけで判断すると後悔する可能性があります。
そこで今回は、高額査定をする不動産会社の意図や一括査定サイトを利用する際の注意点を解説します。
立川市周辺エリアで不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

高額査定だけで判断しない!不動産会社によって査定額が違う理由

高額査定だけで判断しない!不動産会社によって査定額が違う理由

不動産会社に査定を依頼すると査定額に差があり、どれを参考にしたら良いのか分からないということがあります。
同じ物件なのに、なぜ不動産会社によって査定額が異なるのでしょうか。
ここでは、不動産会社によって査定額が異なる理由を、査定に関する基礎知識を交えて解説します。

査定額を決めるポイント

不動産会社によって査定額が異なる理由を知るには、まず査定額を決める要素について理解しておく必要があります。
不動産査定時に確認するポイントは各会社でおおむね共通しており、おもに以下のような点をチェックしています。

  1. 近隣にある類似物件の取引事例
  2. 公示価格や路線価
  3. 立地や物件の条件

それぞれのポイントについて順番に解説します。
近隣にある類似物件の取引事例
査定時には、条件が似た物件がいくらで取り引きされたかも参考にされます。
過去の取引事例は、レインズマーケットインフォメーションや土地総合情報システムなどで確認できます。
上記のサイトは個人でも閲覧できるため、ご自身でもある程度の相場を把握しておくと良いでしょう。
公示価格や路線価
公示価格や路線価は、公的機関が公表している基準値および道路の価格です。
公示価格は時価とおおむね同程度、路線価は時価の8割程度になるよう設定されています。
類似物件の取引事例がないときに、1つの指標として参考にされています。
立地や物件の条件
物件の状態や立地条件も査定額を左右するポイントです。
具体的には、室内および外観の劣化具合や日当たり、駅からの距離などをチェックします。
マンションの場合は、共有部分の管理状況も査定対象です。
立地条件に関しては、基本的に学校や駅に近いほど査定額が高くなる傾向にあります。

不動産会社によって査定額が異なる理由は?

不動産会社によって査定額が異なる理由は、比較する物件が違うためです。
先述したように、不動産会社が査定をおこなう際は、公的価格のほか類似物件の成約価格なども参考にします。
たとえばマンションの査定をする際に、同じマンション内で成約事例があれば、その事例と比較するのが一般的です。
同一の建物であれば間取りや設備も似ているため、どの不動産会社でも査定額にそこまで大きな差は出ないでしょう。
しかし、成約事例がなければ、条件が似ている別のマンションを選んで比較することになります。
どの物件を選ぶかは担当者の判断となり、比較する物件が異なるため、各会社によって査定額に差が出るのです。
また、ほかの事情によって査定額が左右されることもあります。
たとえば売却を急いでいる場合に、確実に売れるよう低めの査定額を提示するなどです。

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高額査定に注意!不動産一括査定サイトの注意点

高額査定に注意!不動産一括査定サイトの注意点

不動産を売却する際に、不動産一括査定サイトの利用を検討される方もいらっしゃるでしょう。
一括査定サイトは複数の不動産会社に査定を依頼したいときに便利ですが、注意点もあります。
ここでは、不動産一括査定サイトの仕組みと注意点などを解説します。

一括査定サイトの仕組み

最近よく耳にする不動産一括査定ですが、仕組みをご存じでしょうか。
一括査定とは、物件や個人の情報を1度入力するだけで、複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。
一括査定をおこなっているサイトにアクセスして、物件の構造や間取り、築年数のほか所有者の連絡先などを入力します。
その後、サイトに登録している不動産会社に情報が共有されて、各社が査定をおこなったあと、所有者に連絡がくる仕組みです。

一括査定の注意点

先述したように、同じ物件だからといって、査定額が必ず同じになるわけではありません。
もし不動産会社それぞれが異なる査定額を提示し、さらに価格差が大きかった場合、困惑してしまう可能性があります。
とくに一括査定サイトでは、自社を選んでもらうために実際の査定額よりも高く見積もるケースもあります。
適正な査定額を知るためには、ある程度ご自身で市場相場を把握しておくことが大切です。
また、一括査定とはいえ、すべての不動産会社に査定を依頼できるわけではありません。
査定を依頼できるのは、一括査定サイトに登録している不動産会社のみです。
とくに地域密着型の不動産会社は、サイトに登録していない可能性が高いと考えておきましょう。
もし気になっている不動産会社が査定対象に含まれていない場合は、個別で連絡をとる必要があります。
そのほか、営業電話が増える可能性がある点もデメリットの1つです。

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高額査定をする不動産会社の意図とは?

高額査定をする不動産会社の意図とは?

不動産の査定を依頼したときに、相場とかけ離れた査定額を提示する不動産会社があります。
ここでは、高額査定の理由と高額査定を基準に不動産会社を選ぶ際のリスクについて解説します。

高額査定の理由

不動産会社によって査定額が違う場合、もっとも高額な査定額を提示した会社を選ぼうと考える方も多いでしょう。
しかし、査定額だけを見て不動産会社を選ぶのはおすすめできません。
高額査定をする会社は、不動産を高く評価しているのではなく、売却を委託してもらうための戦略であることが多いためです。
不動産会社は、仲介の依頼を受けて売買を成立させないと、利益である仲介手数料を得られません。
そのため、自社に売却を依頼してもらうよう、実際の相場よりも査定額を高く見積もる会社もあります。
もし高い査定額を鵜呑みにして、そのまま売り出し価格に設定すると、なかなか買主は見つかりません。
現代はインターネットで気軽に不動産相場を確認できるため、ほとんどの方が相場を把握したうえで物件探しをします。
広告写真で興味を持ってもらえても、売り出し価格が高ければ、その時点で検討対象から除外されてしまう可能性が高いでしょう。
長期間売却できなければ、売れ残り感が出てしまうため、値下げを検討しなければなりません。
売却期間が長引くことによって、物件の維持費や固定資産税の負担も大きくなります。

不動産会社選びのポイント

信頼できる不動産会社を選ぶには、まずご自身で相場を確認しておくことが大切です。
ある程度の相場を把握できていれば、不動産会社が提示する査定額が適正かどうか判断しやすくなります。
また、なぜこの査定額になるのか、価格の根拠を担当者に確認することも重要です。
査定額の根拠に納得できれば問題ありませんが、回答を濁すような不動産会社には注意しましょう。

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まとめ

高額査定をする不動産会社の意図や、一括査定サイトを利用する際の注意点を解説しました。
「家を売却するなら1円でも高く売りたい」と考える方は多いと思いますが、査定額の高さで判断するのは危険です。
後悔しないためにも、ある程度の相場価格を把握しておき、査定額の根拠をしっかり提示できる不動産会社を選びましょう。
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