新しい生活への流れなどを考えて、マンションを住みながら売る方が増えています。
しかし、購入希望者が遠慮しないか、不動産会社の業務に不都合はないかなど、気がかりな点があるのではないでしょうか。
そこで今回は、住みながらおこなうマンション売却についてメリットとデメリットや、成功させるコツについて解説します。
立川市周辺エリア、東大和市、武蔵村山市、昭島市、八王子市、日野市、府中市、国分寺市、国立市、小平市、小金井市で不動産売却を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
結論から申し上げれば、引っ越しせずに住みながらのマンション売却は、支障なくできると言って良いでしょう。
空き家の方が売りやすいという言葉は、インターネット上などで見かけますが、そこまで変わりはありません。
気になる売れ行きの差ですが、不動産業者間の公的情報データベース「レインズ」で、2022年中にファミリー物件のマンション成約数を抽出したものがあります。
その結果として、空き家と居住中で売却時の成約数に差がありませんでした。
一般的な流れとしてはまず、不動産会社と媒介契約を結び、販売活動の際に売却するマンションの情報が公開されます。
住みながらの売却ですので、新居へ移る準備はおこないながら、仕事や学校などの生活は普段と変わりなく過ごせるでしょう。
物件の情報を見た購入希望者から問い合わせが入ると内覧となります。
内覧は購入希望の方に実際に物件を見て頂くことを言い、その後、売買の条件交渉を経て成約となります。
売買契約の成約後に残金決済、引き渡しをおこなって売却は完了します。
居住中の状態で内覧をおこなう点が、マンションを住みながら売却する際のポイントとなります。
内覧は、不動産会社が事前にスケジュール調整のうえ、当日は購入希望者とともにお宅を訪問します。
購入希望者は写真や動画で見ていた室内の状況を確認し、室内の明るさや内装、設備の状況、周辺環境、マンションの場合は共有スペースなどをチェックします。
基本的な説明は不動産会社のスタッフがおこない、所要時間は20分から40分程度が目安となります。
この記事も読まれています|離婚後も家に住み続ける場合のメリットや手続き方法を解説!
住みながらのマンション売却では、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
まだ新居に移れない場合、引っ越さないで売却をすることで、仮住まいの移動の手間やコストをかけないで済む点がメリットといえます。
引っ越し代や家賃の出費だけでなく、移動や荷造りの手間もかけずに済みますし、売却が決まって引き渡しの日までそのまま生活を継続できます。
子どもの学校や通勤についても慌てず手配ができ、退去の直前まで生活環境を変えずに済むのもメリットでしょう。
そして、現在のお住まいの売却が先になることで、ローンの残債の返済や新居のローンの頭金などに資金を充当でき、無理のない資金計画が可能になります。
旧居と新居のダブルローンの期間も短くできるでしょう。
買主の方には生活感を好まれない方、先入観のない形で物件を見たい方もおられます。
また、売主も、日程調整や部屋の状態、内見に対応しなくてはならない点などのデメリットがあります。
売主と購入希望者、お互いのデメリットは、同時にメリットにもなります。
内覧の際に売主から購入希望者へ直接物件の魅力や周辺の環境などの情報を伝えることで、成約につながる可能性があります。
物件について具体的に気に入っている点や、周囲の居室にトラブルがない点、などお伝えすると良いでしょう。
子どものいるご家庭であれば学校の様子などは貴重な情報で、ほかにも周辺の買い物などの利便性、おいしい飲食店などの情報も喜ばれます。
また、住みながらの内覧では生活感がデメリットになる反面、家具などが配置されていることで実際の住まいイメージがわくということもあります。
この記事も読まれています|離婚後も家に住み続ける場合のメリットや手続き方法を解説!
住みながらのマンション売却を、成功させるコツについてご説明します。
必要以上の生活感はなるべく軽減した方が良いので、まず不要な雑貨やごみ、家具や家電を整理して減らしておきましょう。
成約して引き渡しまでには転居することが決まっているので、早めの準備を兼ね、多少思い切りよく断捨離をおこなうのも良いでしょう。
いつもより少し念入りに掃除をしたり、においの対策として換気をおこなったり、空気清浄機を利用するのもおすすめです。
約束の時間の前から窓を開けて、空気の入れ替えをしておくことをおすすめします。
室内は明るい方が印象は良く、確認もしやすいので、室内の電気はなるべく点灯して雨戸やカーテンも開けておきましょう。
前述のような情報を伝えること購入希望者に喜んでいただけますが、気兼ねなく内覧できるように配慮することも大切です。
また、マンション内や近隣、管理組合のことなどについて、事前に少し新しい情報を仕入れておくのも良いでしょう。
専門の業者がおこなうハウスクリーニングを依頼して、水回りなどを中心にクリーニングしてもらうことで、内覧の際の印象がかなり良くなります。
住みながらでも依頼ができ、普通の清掃では困難な汚れ落としも可能で、ご自分でされた場合以上の仕上がりとなるでしょう。
売却期間が平均して3か月から5か月と考えれば、先にハウスクリーニングをおこなえば、退去時には一般的な清掃で済むため、検討してみてはいかがでしょうか。
費用はマンションの屋内全体、間取りは3DKで5万円から7万円程度が相場です。
ほかにも家具や小物を配置して、お部屋のイメージアップをはかるホームステージングは、内覧の際に印象づけをしやすくなります。
予算はさまざまですが、家全体を手がけなくとも、たとえば心地良いリビングを強調するように新調のソファーを置く、簡単なリモートワークスペースを設けるなどでもイメージは一変します。
成約後は、使用した家具は新居にお使いいただくこともできますし、リースで調達して返却する方法もあります。
また、専門の検査員によるホームインスペクションで隠れた不具合などがないことを確認しておくと、購入希望者が安心して購入できるため成約の可能性が高まります。
ホームインスペクションの費用は5万円から6万円ほどで、1時間から3時間ほどの所要時間でできます。
この記事も読まれています|離婚後も家に住み続ける場合のメリットや手続き方法を解説!
住みながらおこなうマンション売却についてメリットとデメリットや、成功させるコツについて解説しました。
住みながらのマンション売却は、新居に移転する準備を兼ねて内覧の際に準備しておくのが成功のコツです。
立川市周辺エリア、東大和市、武蔵村山市、昭島市、八王子市、日野市、府中市、国分寺市、国立市、小平市、小金井市で不動産売却を検討中の方は、不動産売却情報館(アイホーム株式会社)へお気軽にご相談ください。