任意売却の手法のひとつ「単純売却」とは?メリットや注意点も解説

任意売却の手法のひとつ「単純売却」とは?メリットや注意点も解説

この記事のハイライト

  • 単純売却とは任意売却のなかでもっともシンプルな売却方法で通常の不動産売却と概要や特徴が似ている
  • メリットが多い売却方法だがデメリットも生じる
  • 単純売却を選ぶ場合は注意点や売却時のコツについても理解を深めておくことが大切

住宅ローンを使ってマイホームを購入したあと、収入減によって返済が難しくなるケースがあります。
そのような場合に有効的なのが、債権者の合意を得て不動産売却をする任意売却です。
今回は任意売却の手法のひとつ「単純売却」にフォーカスし、概要やメリット、注意点を解説します。
立川市周辺エリア(東大和市、武蔵村山市、昭島市、八王子市、日野市、府中市、国分寺市、国立市、小平市、小金井市)で、任意売却による不動産売却を検討している方はぜひ参考になさってください。

単純売却の概要や特徴とは?

単純売却の概要や特徴とは?

まずは、単純売却とはなにか、概要や特徴を解説します。

単純売却の特徴と概要

単純売却とは、通常の不動産売却のようにマイホームを手放せる手法です。
通常の不動産売却と概要や特徴が似ており、複数ある任意売却の手法のなかで、もっともシンプルな売却方法となります。
買主はマイホームを探している個人となるのが一般的です。

単純売却の方法とは

任意売却において単純売却を選ぶ場合、一般的には下記の流れで売却を進めます。

  • 不動産を売りに出し販売活動をおこなう
  • 買主が見つかり次第、引っ越しをする
  • 引き渡しをおこなう
  • 代金を精算する
  • 住宅ローンを完済する

単純売却とは、通常の不動産売却と近い方法で売却を進めます。
そのため、任意売却のなかでも高い売却価格が期待できるのが特徴です。

単純売却以外の方法とその概要とは?

単純売却以外の任意売却の方法と、その概要を解説します。

  • 買い戻し
  • 買取
  • 売却後賃貸
  • 親子間売買
  • 抵当権抹消請求

買い戻しとは、売却したあと将来的に不動産を買い戻す手法です。
売却したあと、買い戻すまでは、家賃を支払いながら賃貸物件として住むことになります。
資金が貯まった段階で買い戻せば、再度、マイホームの所有権を取得することが可能です。
ただし「〇年後に退職金が入る」「1年後にまとまった収入を得られる」といった、債権者を納得させられるような理由が必要となります。
買取とは、不動産会社がマイホームを直接買い取ることです。
任意売却のなかでもスムーズに売却できる手法のため、すぐに手放したい方に適しています。
ただし、相場より安い価格で売却することになるのがデメリットです。
売却後賃貸とは、売却後に賃貸物件として住む方法で、先述した買い戻しと特徴や概要が似ています。
リースバックとも呼ばれ、立川市周辺エリア(東大和市、武蔵村山市、昭島市、八王子市、日野市、府中市、国分寺市、国立市、小平市、小金井市)においても、近年注目されている手法です。
親子間売買とは、親や兄弟など、親族同士で不動産売却をする方法です。
売主と買主が親族同士のため、トラブルになるリスクも軽減できるでしょう。
抵当権抹消請求とは、債権者からの同意が得られない場合に利用します。
債権者の合意がどうしても得られない場合の、最終手段です。

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単純売却のメリットとデメリットとは

単純売却のメリットとデメリットとは

続いて、単純売却のメリットとデメリットとはなにかを解説します。

メリット1:高い売却額が期待できる

メリットとしてまず挙げられるのが、高い売却額が期待できることです。
先述したとおり、単純売却とは、任意売却のなかでも高い売却価格が期待できる手法となります。
競売と比べて、1.5倍程度の売却額が付いたケースも少なくありません。
そのため、少しでも高く売却したい方は、単純売却を選ぶと良いかもしれません。

メリット2:住宅ローンの残債を少なくできる

住宅ローンの残債を少なくできることも、メリットのひとつです。
売却額が高くなれば、その分残債を多く返済できます。
任意売却をしたからといって、必ずしも残債がなくなるとは限りません。
残ってしまった住宅ローンは、任意売却後も返済し続ける必要があります。
残債の金額は任意売却後の生活にも影響を与えるため、できる限り少なくすることがポイントです。

メリット3:債権者からの合意を得られやすい

単純売却のメリットとして、債権者からの合意を得られやすいことも挙げられます。
先述したとおり、単純売却とは通常の不動産売却のように売却できるため、売却額が高くなりやすいのがメリットです。
債権者側の立場で考えてみると、貸したお金を少しでも多く回収したいと考えます。
買取や競売の場合、相場より安く売却することになるのが一般的なので、未回収の債権をすべて回収するのは困難です。
その反面、売却額が高くなりやすい単純売却なら、合意してもらいやすいといえます。

デメリット1:マイホームから引っ越しする必要がある

デメリットは、マイホームから引っ越しする必要があることです。
任意売却のなかには、将来的に買い戻せる手法もあります。
しかし、単純売却の場合、買い戻しや売却後賃貸とは違い、住み慣れたマイホームに住み続けることはできません。
引っ越し費用などの出費があることも、デメリットのひとつです。

デメリット2:売却できるまでに時間がかかりやすい

売却できるまでに時間がかかりやすいことも、単純売却のデメリットとなります。
単純売却とは買取などとは違い、通常の不動産売却と同じように、内覧や条件の交渉などに対応しなければなりません。
内覧してもらえたからといって、必ずしも成約に至るとは限らず、条件によっては売却が難航することもあるでしょう。
そのため、早くマイホームを手放したい方には不向きかもしれません。

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単純売却の注意点とは

単純売却の注意点とは

最後に、単純売却の注意点とはなにかを解説します。

注意点1:売却期間に余裕を持っておく

注意点としてまず挙げられるのが、売却期間に余裕を持っておくことです。
先述したとおり、単純売却とは、売却できるまでに時間がかかりやすくなります。
買取など、任意売却のほかの手法とは違い、買主は個人の方となるからです。
そのため、売却できるまでに時間がかかることを想定し、余裕を持って販売活動をおこなうようにします。

注意点2:引っ越しのタイミングが掴みにくい

引っ越しのタイミングが掴みにくいことも、覚えておきたい注意点のひとつです。
単純売却とは、通常の不動産売却と同じく、売り出したからといってすぐに買主が見つかるとは限りません。
いつ売却できるかわからないと、引っ越しのタイミングが掴めず、新居も探しにくくなります。
ただし、この注意点は通常の売却でもいえることなので、想定のうえ売却に挑むようにしましょう。

注意点3:室内を綺麗にしておく

注意点として、室内を綺麗にしておくことも挙げられます。
不動産売却をスムーズにおこなうためのポイントは、内覧時にあるといっても過言ではありません。
内覧時にどれだけ良い印象を与えられるかどうかは、成約率にも影響を与えます。
そのため、単純売却で早期の売却を目指す場合は室内を綺麗にし、好印象を持ってもらうことが大切です。
室内を綺麗に使っていることをわかってもらえれば、買主との信頼関係も築けるでしょう。

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まとめ

単純売却とは、任意売却のなかでも売却額が高くなりやすい手法です。
そのため、金融機関からの合意が得られやすく、売却後の住宅ローンの残債を少なくすることもできます。
ただし、デメリットや注意点も生じるため、適した手法か否かをじっくり考えることが大切です。
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